2024.11.27
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省エネ住宅と長期優良住宅の違いとは?性能・補助金・税制優遇まで徹底比較
住宅を選ぶとき、「省エネ住宅」と「長期優良住宅」のどちらを選ぶべきかは、悩むポイントの一つです。
それぞれの特徴や目的を理解し、補助金や税制優遇を最大限に活用することで、理想の住まいを手に入れる手助けになります。
本記事では、性能、補助金、税制優遇のポイントをわかりやすく解説します。
※この記事は、坪100万円の工務店に10年勤務したのち、史上最高のコスパ住宅を扱うカワムラホームにジョインした者が執筆しております。
変わった経歴の持ち主なので、気になる方はチェック▼
INDEX
省エネ住宅と長期優良住宅の違いとは?
省エネ住宅とは?
省エネ住宅は、エネルギー効率を高めて光熱費を削減することを目的としています。
特に、太陽光発電や高断熱設備を活用し、家全体のエネルギー消費量を抑える設計が特徴です。
中でも「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー住宅)」は、年間の消費エネルギーをゼロにする住宅として注目されています。
- 目的:エネルギー消費の削減、光熱費の大幅な節約。
- 特徴:
- 高断熱性能により冷暖房効率を向上。
- 太陽光発電や省エネ家電の活用でエネルギーを自給自足。
長期優良住宅とは?
長期優良住宅は、耐久性や維持管理のしやすさを重視し、長く快適に住み続けられる設計がされています。
また、災害時にも安心な耐震性能を持ち、家の資産価値を維持しやすいのが特徴です。
- 目的:家の長寿命化と資産価値の維持。
- 特徴:
- 劣化しにくい構造や素材を使用。
- 定期的なメンテナンスをしやすい設計。
- 高い耐震性で災害に備えた安心設計。
補助金制度の比較
省エネ住宅の補助金
ZEH支援事業
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- 内容:エネルギー効率の高いZEH住宅を建てるための支援。
- 補助金額:
- ZEH基準住宅:55万円/戸。
- 高性能な「ZEH+」住宅:最大125万円/戸。
- 追加補助:太陽光発電や蓄電池を導入する場合、さらに補助金を受けられます。
- メリット:光熱費の削減だけでなく、環境負荷を軽減。
住宅省エネ2024キャンペーン(リフォーム向け)
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- 内容:既存住宅を省エネ性能の高いものに改修。
- 補助金額:
- 窓リフォーム:最大200万円/戸。
- 高効率給湯器の導入:10万円~20万円/台。
長期優良住宅の補助金
地域型住宅グリーン化事業
-
- 内容:地域材や地元の工務店を活用した高性能住宅を支援。
- 補助金額:最大100万円/戸。
- 特徴:地域経済にも貢献。
子育てエコホーム支援事業
-
- 内容:子育て世帯や若者夫婦世帯向けの住宅支援。
- 補助金額:新築の場合、長期優良住宅で最大100万円/戸。
最新情報と詳細はこちらでご確認ください。
税制優遇の比較
省エネ住宅の税制優遇
住宅ローン控除
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- 控除額:一般住宅と比較して省エネ住宅は優遇され、最大借入額3,000万円が控除対象。
固定資産税の軽減
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- 内容:省エネ基準を満たす住宅は、新築後3年間、固定資産税が1/2に減額。
長期優良住宅の税制優遇
住宅ローン控除
-
- 控除額:一般住宅より優遇され、借入限度額4,500万円が控除対象。
投資型減税
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- 内容:ローンを使わない場合も、所得税から最大65万円が控除。
登録免許税の軽減
-
- 内容:不動産登記にかかる税率が通常の0.3%から0.1%に軽減。
固定資産税の軽減
-
- 内容:新築後最大5年間、固定資産税が1/2に減額。
最新情報と詳細はこちらでご確認ください。
省エネor長期優良住宅、どちらを選ぶべき?
- 光熱費を重視する場合:省エネ住宅が最適です。エネルギー効率の良い設備を導入することで、長期的に家計を助けます。
- 資産価値や耐久性を重視する場合:長期優良住宅が向いています。災害に備えた設計で、安心して長く住めます。
- 両方を取り入れたい場合:長期優良住宅の基準を満たしつつ、ZEHの省エネ性能を追加することで、補助金や税制優遇を同時に活用可能です。
【まとめ】補助金・税制優遇を活用して賢く家づくりを!
省エネ住宅と長期優良住宅は、どちらも現代の住まいに求められる高性能を提供します。
補助金や税制優遇を賢く活用し、自分や家族に合った最適な住宅を選びましょう。
よく耳にする「UA値」「C値」ってなに…?
よく色々な記事や営業マンの話の中で登場する「UA値」と「C値」。
これらの数値の話が会話の中で出てくるのは、「省エネ性能を確保するために具体的にどのような措置を取るのか」を説明する中で、断熱性能やUA値などに関する話に触れざるを得ないからです。
必要な説明とはいえ、「いきなり聞きなれないUA値・C値の話を聞いてもさっぱり…」という方が多いかと思いますので、わかりやすく解説した記事後ございますので、こちらを参考にしてみてください。
知らない言語はすぐ調べるのが吉です。