2020.11.26
#ブログ
気になる金利のお話
皆さんこんにちは!新築営業部の星です。
旭川も日に日に寒さが増してきましたね。皆様、お体に十分気をつけてお過ごしください。
今年も残す所、1か月余りとなりましたね。この時期になると新築営業部に配属された日のことを思い出します。
私が新築営業部に配属されたのは、平成12年12月1日でした。振り返れば、20年間新築営業として多くの皆様との出会いがありました。
当時の住宅ローンといえば、住宅金融工公庫(現 住宅支援機構 フラット35)が主流でした。
そこで、今回は、金利についてお話ししたいと思います。
当時、私が扱っていた20年程前(2000~2001年頃)の住宅金融公庫(以下 公庫)の住宅ローンは、全期間固定金利(決まった金利の返済方法)ですが、借入した時から10年間は2.80%前後台で11年目以降は4.00%でした。今、思えばすごく高い金利だったと思います(しかし、当時は、これでも安い金利と認識していました)。
例)借入額2500万円 返済年数35年借り入れた場合。月々返済のみとして
10年目まで金利2.80% 11年目以降4.00%
当初10年間 月々返済額 93,444円
11年目以降 月々返済額 106,329円
その後、公庫金利は当初10年間では2.00%台前半、11年目以降3.50%を経て現在では、全期間固定金利に推移しております。
20年程前は、主に公庫で住宅ローンを組むお客様が大半でしたが、その後、民間の金融機関の住宅ローンもいい商品が出てきて、現在では、約8割強の方が民間の住宅ローンを利用されております。
それでは、ここで民間の住宅ローンの金利について説明したいと思います。
現在、各金融機関の住宅ローン金利は、3年固定で当初0.35%~0.90%が適用金利になっております。この金利を先ほどの20年前の金利と比較しますと
例)借入額2500万円当初3年0.70% 返済年数35年借り入れた場合。月々返済のみとして
当初3年間 67,131円 (2020年11月現在の一例)
20年前の公庫に比べ(93,444円-67,131円)26,313円もひと月あたり返済額が安くなっております。年間で(26,131円×12か月)313,572円もの差となります。
金利や借り方によって、返済額が大きく変わりますので、得する方、そうでない方がいます。また、借りられる方の条件によっても住宅ローンの条件が変わりますので、ほんの一例としてご理解ください。
また、金利が安いからと言って飛びついてしまうと実は、保証料や手数料など別途かかるケースもあり、住宅ローンの詳細を調べることが必要です。
次に適用金利について少し、ご説明させていただきます。
現在、多くの民間の住宅ローンは、キャンペーン金利という安い金利(適用金利)で住宅ローンを(借り入れを)スタートすることができます。
ここで、注意点は、キャンペーン金利が安いからと言って飛びついてはいけません!このキャンペーン金利が終了し、次の金利の見直しの時期を想定して資金計画を検討してください。
さて、ここで次の金利の見直しを想定することとはどういうことかを説明します。あくまでも将来の金利なので、想定としての説明になることをご了承ください。
金利の見直しの際、基準になるのが銀行の店頭金利というものがあります。
この店頭金利は、変動金利、3年固定金利、5年固定金利、10年固定金利などの金利が通常適用される金利となります。
※店頭金利は、変動金利で年2回、固定金利は毎月見直しになっております。詳しくは、各金融機関のHPなどご参照ください。
例)店頭金利3年固定 2.50% 35年返済の場合
月々返済額 89,374円
つまり、キャンペーン金利3年固定 0.70% 通常は、店頭金利2.50%ですが金利を安くしますので、ローンを借りてくださいよぉ~ という金融機関さんの配慮で金利を値引きしてくれています。
キャンペーン金利3年固定0.70%は店頭金利2.50%から-1.80%引きますので借りてください!っていうことです。
それでは、キャンペーン金利適用が終わってしまった後の金利の見直しは、店頭金利が適用なるのか?月々67,131円で返済していたのが、金利の見直しで3年固定をさらに選択した場合、一気に89,374円まで上がってしまうの???
最近の住宅ローンの内容では、固定期間終了後の金利の見直しの際に店頭金利から-1.40~-1.60%引いてくれる商品もあります。様々な条件がありますが最終回まで店頭金利から引いてくれる住宅ローンもあるのです。
例えば、店頭金利3年固定が2.50%の場合、-1.50%差し引いてくれて1.00%が適用金利となります(月々70,572円)
このように最近の住宅ローンは、借り方、選ぶローン、お客様の条件によってさまざまです。
また、各金融機関によっても様々です。
今回、ご説明した内容は、2020年11月現在の内容です。各金融機関によって条件など変わりますので、詳細は金融機関、弊社スタッフにお問い合わせください。
【家を建てる】、【家を買うこと】は、【住宅ローンを買う】ことと表現される方もいる位、重要です。
私も含めて一般の方にとって、一番大きな買い物です。住宅ローンは、借りられるローン額、長い返済回数になりますので無理ない資金計画をお勧めしております。
弊社の新築スタッフは、お客様へ住宅ローンを紹介するにあたり、お客様の年収、年齢、借入希望額など様々な項目をお伺いさせていただいております。
資金相談(予約制)も無料で行っておりますのでお気軽にお問い合わせください。
無理のない、ゆとりある資金計画でお家を建ててみませんか?