2024.10.21

【総集編】平屋のメリット・デメリットを徹底解説!

平屋 メリット デメリット

住宅を選ぶ際に、平屋か二階建てかで悩む方も多いと思います。

 

平屋には独特の魅力がありますが、同時にデメリットも考慮する必要があります。

 

この記事では、平屋のメリットとデメリットを比較し、それぞれの特徴を深掘りしていきます。

 

※この記事は、坪100万円の工務店に10年勤務したのち、史上最高のコスパ住宅を扱うカワムラホームにジョインした者が執筆しております。

 

変わった経歴の持ち主なので、気になる方はチェック▼

 

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そもそも平屋とは

平屋とは、すべての居住空間が1階に集約された建物のことです。

 

階段を使わず、1フロアで生活が完結するため、動線がシンプルで移動が楽な点が特徴。

 

近年、老後の暮らしや家族全員でコミュニケーションを重視したい方に人気が高まっています。

 

平屋の5つのメリットを紹介

メリット1:シンプルかつコンパクトな生活動線

平屋は、すべての部屋が同じフロアにあるため、移動がスムーズで効率的です。

 

特に、日々の家事が楽になり、家の隅々までアクセスしやすいのが大きな魅力。

 

階段を使わない分、高齢者や小さなお子さんがいる家庭にも安全で便利な住まいとなります。

 

 

メリット2:お互いの気配を感じやすい距離感

平屋では、家族が同じフロアにいるため、自然と顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションがとりやすくなります。

 

特に、リビングやキッチンなどの共有スペースが近いことから、家族のつながりを感じやすく、安心して過ごせる住まいです。

 

 

メリット3:地震の揺れや風に強い

平屋は、建物が低いため重心が安定しており、地震や台風などの強風に対する耐性が高いです。

 

二階建てに比べて揺れが少なく、災害時のリスクを軽減できる点は大きな安心材料。

 

防災意識が高い家庭には特にメリットと言えると思います。

 

 

メリット4:屋根の形状に合わせて空間を最大限に活かせる

平屋の設計では、天井を高くするなどして、広がりのある空間を作りやすいです。

 

勾配天井やロフトを活用して、開放感のある居住空間をデザインすることが可能。

 

広々としたリビングや大きな窓を取り入れ、自然光をふんだんに取り込む設計も実現しやすいのがメリット。

 

 

メリット5:メンテナンス費用&光熱費が抑えられる

平屋はメンテナンスが容易で、冷暖房効率も良い点がメリットです。

 

二階建てに比べて外壁や屋根の修理費用が抑えられ、冷暖房の使用量も少なくて済むため、長期的なコスト削減につながります※。

 

※補修する際の足場代が2階建てより、平屋(1階建て)のほうが安く済むケースが多いため。また、冷暖房に関してもワンフロアで済むため節約につながりやすい

 

平屋の5つのデメリット

デメリット1:広い敷地が必要で、固定資産税が高くなる

平屋は2階建てより広い敷地が必要であり、都市部では土地の価格が高騰することがあります。

 

また、敷地面積が大きくなることで、固定資産税も上がりやすく、初期投資や維持費が高くなることも考慮すべき点です。

 

 

デメリット2:建築費用がやや高くなりやすい

平屋は、同じ延べ床面積でも二階建てに比べて基礎や屋根の面積が広くなるため、建築費用が高くなる傾向があります。

 

家を建てる中で、基礎(コンクリート)の使用料が多ければ多いほど建築コストは高くなりがちです。

 

費用感覚は、「木材<コンクリート」と覚えておくとよいかと思います。

 

※ここで宣伝させてください。

一般的には、平屋を建てるとなると3LDK(3000万円オーバー)と割高になりやすいのですが、弊社では2000万円前後で建築することができます。

 

自社でプレカット工場を保有していることやメーカーから直接設備を納入できているなどの強みがあるため、高品質な平屋を建築することが可能なのです。

 

少しでもご興味を持っていただいた方は、平屋専門サイトをご覧ください。

 

平屋専門フラット工務店(カワムラホーム)

 

 

デメリット3:床上浸水で家全体が水浸しになるリスクも

平屋は1フロアで構成されているため、万が一床上浸水が発生した場合、家全体が被害を受けるリスクがあります。

 

水害に強い地域かどうか、土地の状況を確認することが重要です。

 

 

デメリット4:外部から侵入されるリスクも

平屋は地面に近いため、二階建てに比べて防犯対策が難しくなります。

 

窓やドアがすべて地上に面しているため、しっかりとした防犯設備を導入しないと、空き巣などの侵入リスクが高まります。

 

 

デメリット5:周辺環境によって日当たりや風通しが悪くなる

平屋は建物が低い分、隣接する建物や植栽の影響を受けやすく、日当たりや風通しが悪くなることがあります。

 

周囲の環境に応じた設計が求められ、プライバシーや快適性を確保するための工夫が必要です。

 

平屋VS二階建ての特徴を比較

平屋か二階建てか、どちらが良いかはライフスタイルや土地条件によって異なります。

 

平屋が向いている特徴と二階建てが向いている特徴をわかりやすく比較してみましたので、ぜひ参考にしてみてください(平屋の特徴はメリットと重複する内容あり)。

 

 

平屋が向いている方の特徴

1. シンプルな生活動線を求める方

平屋はすべての居住空間が1フロアにまとまっているため、生活動線が非常にシンプルです。

 

階段を上り下りする必要がなく、家中どこでもスムーズに移動できるため、日常生活の負担が少なくなります。

 

特に、家事動線がコンパクトにまとまるため、掃除や洗濯、料理といった日常の作業が効率よく進むのが特徴です。

 

シンプルで無駄のない暮らしを求める方にとって、平屋は理想的な住まい。

 

 

2. 小さな子どもや高齢者がいる家庭

階段のない平屋は、家庭内での安全性が高いため、小さな子どもや高齢者がいる家庭にとって安心です。

 

階段による転倒リスクがないため、歩き始めたばかりの子どもや足腰に負担をかけたくない高齢者にとって非常に暮らしやすい環境。

 

また、家全体が同じフロアにあることで、家族の気配を感じやすく、自然とコミュニケーションの機会が増えることも大きなメリットです。

 

 

3. 広い土地を確保できる方

平屋は横や縦に広がる設計が基本のため、ある程度の広さの敷地を必要とします。

 

都市部での建設には向かない場合もありますが、郊外や地方など、土地に余裕がある場合にはそのメリットを最大限に発揮します。

 

広い敷地を活かして、庭やテラスを設けることもできるため、外での活動や家庭菜園なども楽しむことができます。

 

※弊社では、狭小地においても平屋を建築することは可能ですので、気になる方はぜひご相談ください。

 

 

4. 地震や台風などの自然災害に対して安心感を求める方

平屋は建物が低く、重心が安定しているため、地震や台風などの災害時に強い構造を持っています。

 

特に日本のような地震大国では、平屋の耐震性は大きな安心材料です。

 

二階建て住宅に比べて揺れが少なく、構造的にも安全性が高いため、災害リスクを低減したい方には平屋がおすすめです。

 

 

二階建てが向いている方の特徴

1. 限られた土地で広い居住空間を確保したい方

二階建て住宅の最大のメリットは、敷地が限られていても縦に広がることで、より多くの居住空間を確保できる点です。

 

都市部など、土地の面積が限られている場所でも、延べ床面積を増やしてゆったりとした生活空間を提供することができます。

 

また、家族の人数が多い場合でも、二階建てならばプライベートスペースをしっかりと確保できるのが大きな魅力です。

 

 

2. 家族が多く、それぞれのプライバシーを重視したい方

二階建て住宅では、上下に空間を分けることで、各家族メンバーのプライバシーを確保しやすくなります。

 

例えば、1階を共有スペースとしてリビングやキッチンを配置し、2階を寝室や個人の部屋にすることで、家族全員が快適に過ごせるような間取りが可能。

 

特に、思春期の子どもがいる家庭など、家族全員が一定のプライバシーを求める場合には、二階建てが理想的です。

 

…余談ですが、私は息子が2人いまして、思春期を迎えると考えると二階建てもありかも…と考えています。

 

 

3. 都市部での住まいを検討している方

都市部では、土地が限られており、広い敷地を確保するのが難しいため、二階建て住宅が現実的な選択肢となります。

 

土地の価格が高い都市部でも、縦方向に空間を利用することで、敷地を有効活用しながら快適な住空間を確保することが可能です。

 

都市生活の利便性を享受しつつ、広々とした住まいを望む方には、二階建てが向いているかと思います。

 

いや、都市部では二階建てではなく、三階建てが向いているかもしれません。

 

 

4. 高層階からの眺望や採光を楽しみたい方

二階建てのもう一つの大きな魅力は、上階からの眺望や採光です。

 

特に、住宅地においては、上層階にリビングや寝室を配置することで、周囲の建物の影響を受けにくくなり、開放感のある生活が楽しめます。

 

また、景色を楽しみたい方や、日当たりを重視する方にとっても、二階建ては魅力的な選択肢となります。

 

まとめ

平屋には、シンプルな生活動線や家族とのコミュニケーションの取りやすさ、耐震性の高さといった多くのメリットがあります。

 

しかし、広い敷地が必要で建築費用が高くなることや、防犯面での不安、環境による日当たりや風通しの影響といったデメリットも無視できません。

 

一方で、二階建ては限られた敷地でも広い居住空間を確保でき、プライバシーの確保がしやすい利点があります。

 

平屋と二階建て、どちらを選ぶかは、家族構成や土地条件、ライフスタイルに合わせて慎重に検討する必要があります。

 

どちらの選択も、自分たちの暮らしに合った住まいを見つけるための一歩です。

 

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